糖尿病(とうにょうびょう)は、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高くなる病気です。これは、体内で血糖をコントロールするホルモン「インスリン」の働きが不十分になることによって起こります。
主な種類
- 1型糖尿病
- 免疫の異常により、インスリンを作る膵臓の細胞が破壊される。
- 若年で発症することが多い(小児~若年成人)。
- 生涯にわたりインスリン注射が必要。
- 2型糖尿病
- インスリンの効きが悪くなったり、分泌が不十分になる。
- 食生活の乱れ、運動不足、肥満、遺伝的要因が影響。
- 日本人に多く、中高年での発症が多い。
- 妊娠糖尿病
- 妊娠中に初めて発見された高血糖。
- 出産後には正常化することがあるが、将来的に2型糖尿病に移行するリスクがある。
主な症状
- のどの渇き
- 頻尿
- 体重減少
- 倦怠感
- 目のかすみ
初期は自覚症状が乏しいことも多く、健康診断で発見されるケースもあります。
合併症(放置すると起きやすい)
- 網膜症(失明の原因)
- 腎症(人工透析が必要になることも)
- 神経障害(手足のしびれや感覚低下)
- 動脈硬化(心筋梗塞・脳卒中の原因)
治療と管理
- 食事療法(糖質やカロリーの調整)
- 運動療法(適度な有酸素運動)
- 薬物療法(内服薬やインスリン注射)
- 血糖の自己測定や定期検査
予防のために
- バランスの良い食事
- 定期的な運動
- 十分な睡眠とストレス管理
- 定期健診
投稿 糖尿病 は メプラス - MEPLUS に最初に表示されました。